三輪健太朗(MIWA Kentaro)

専門分野:マンガ論、近代視覚文化史

研究内容:近代以降のマンガというジャンルがどのような文化史的位置づけのもとにあり、またいかなる美学的意義を有しているのかを、理論的に考察しています。同時に具体的な作家・作品論を積極的に手がけています。

主要業績:
【著書】『マンガと映画――コマと時間の理論』(NTT出版、2014年)
【共著】『マンガメディア文化論』(鈴木雅雄/中田健太郎編、水声社、2022年)
【共著】『映画論の冒険者たち』(堀潤之/木原圭翔編、東京大学出版会、2021年)
【共訳書】『映像が動き出すとき』(トム・ガニング著、長谷正人編訳、みすず書房、2021年)
【論文】「楳図かずお論――変容と一回性」(『文學界』76巻4号、2022年、133-180頁)
【論文】「マンガを鉄道で読む人たち――モダニズムのパロディとしてのキッチュについて」(『文學界』76巻10号、2022年、104-117頁)
【論文】「マンガ、近代のエフェメラ――あるいはルイス・キャロルの二つの時計」(『新潮』112巻6号、2015年、183-200頁)
【論文】「マンガにおける絵と言葉――諸星大二郎『感情のある風景』論」(『表象』9号、2015年、230-248頁)
【論文】「映画的手法」から「映画的様式」へ――マンガとPOVをめぐる諸問題」(『マンガ研究』18号、2011年、80-98頁)
【論文】「落下する身体のリアリズム――初期ディズニーからピクサーへ」(『人文科学論集』19号、2010年、239-274頁)