専門分野:中国哲学
研究内容:
最近の問題関心は、日本・中国・欧・米の四極構造を見据えながら、1)「中国哲学(史)」・「日本哲学(史)」がどう表象されてきたのか、2)「中国近代美学」という近代的な表象制度が中国においてどのように成立してきたか、そして3)東アジアの近代において哲学と国家の距離をどう測り直すかを考えることにあります。
主要業績:
- 『残響の中国哲学──言語と政治』(東京大学出版会 07)
- The Chinese Turn in Philosophy, (COLLECTION UTCP 07)
- 「不服従の遺産──1960年代の竹内好」(『法と暴力の記憶──東アジアの歴史経験』、東京大学出版会 07)
- 「哲学としての中国」(『いま、哲学とはなにか』、未來社 06)
- 「壁を通り抜けること──ドゥルーズと中国」(『超域文化科学紀要』第10号、05)
- 「鬼を打つ──白話、古文そして歴史」(『漢字圏の近代 ことばと国家』、東大出版会 05)
- フランソワ・ジュリアン『勢 効力の歴史──中国文化横断』(翻訳、知泉書館 04)