日本中世の芸能を軸にしながら、民俗芸能、儀礼なども視野に入れた研究をしています。人間のエネルギーがどのように芸能として形象化されていくのか、時代毎、地域毎に人々の感性や身体性がどのように育まれていくのかに関心を持っています。
主要業績
〔著書〕『乱舞の中世―白拍子・乱拍子・猿楽』(吉川弘文館、2016)
〔著書〕『今様の時代―変容する宮廷芸能』(東京大学出版会、2006)
〔論文〕「ヌエ考―怪鳥の声をめぐって」松岡心平編『中世に架ける橋』(森話社、2020)pp.57-70
〔論文〕「乱拍子変奏―千歳の成立をめぐって」小林健二編『中世の文芸と芸能』(竹林舎、2012)pp.366-386
〔論文〕「白拍子舞から幸若舞へ」『国文学 解釈と鑑賞』74巻9号(2009)pp.138-149
〔論文〕「衆徒の舞―延年の乱拍子をめぐって」『芸能史研究』181号(2008)pp.1-15
〔論文〕「芸能の声―遊女をめぐって」、兵藤裕己編『思想の身体―声の巻』(春秋社、2007)pp.135-162
〔研究エッセイ〕「音と声の大和」『奈良県無形民俗文化財ガイドブック2018』(奈良県教育委員会事務局文化財保存課、2018)p.49
〔研究エッセイ〕「中世の声を訪ねて―題目立覚書」『アスティオン』86号(CCCメディアハウス、2017)pp.4-11
〔研究エッセイ〕「身体に刻まれた歴史―中世芸能への旅」『本郷』123号(吉川弘文館、2016)pp.26-28