専門分野:日本中世演劇・芸能
研究内容:
世阿弥および能を中心とする日本の中世芸能・中世文学。日本の芸能や文学への身体論的アプローチによる研究。と、いうのが一応の看板です。2010年から『能を読む』(全20巻、角川学芸出版)というシリーズものを、梅原猛氏や中沢新一氏らとともに編集しますが、毎巻執筆予定なので、今から力をためておこうと思います。また、日本の驚くべき15世紀(クアトロチェント)の二代演劇人・思想家である世阿弥、金春禅竹について、それぞれ本にまとめたいと思っています。
主要業績:
- 『宴の身体──バサラから世阿弥へ』(岩波現代文庫 04)
- 『世阿弥を語れば』(岩波書店 03)
- 『中世芸能を読む』(岩波書店 02)
- 『中世を創った人びと』(新書館 01)
- 『能──中世からの響き』(角川書店 98)
- 「世阿弥の身体論──漢文で書くこと」(『古典日本語の世界』東京大学出版会 07)
- 「立つこと──中世的空間の特異性」(『中世文化の美と力』中央公論新社 02)
- 「金春禅竹とエロス」(「国文学」学燈社 00)
- 「宴論──快楽の引用について」(『茶道学大系1』淡交社 99)
- 「神仏習合と翁」(「国文学」学燈社 99)
- 「世阿弥──能楽の大成と流罪」(「解釈と鑑賞」 99)
- 「新古今時代と連歌的想像力」(「国文学」学燈社 98)