下記の要領で講演会を開催いたします。ふるってご参加ください。
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日時:2 月23 日(金)17:00〜(入場無料・事前申込不要)
場所:東京大学駒場キャンパス18 号館4階コラボレーションルーム4
講演者:横山由季子(国立新美術館)「ボナールの絵画空間と南仏ル・カネの風土」
コメンテーター:松浦寿夫(東京外国語大学)
概要:ピエール・ボナール(1867-1947)は、1922年よりカンヌにほど近い町ル・カネに滞在するようになり、この地で多くの風景画や室内画を生み出した。1926年には、コートダジュールの海を見渡せる「ル・ボスケ」と名付けられた家を購入している。毎日の散歩を日課とし、スケッチとともに日々の天候をアジェンダに書き付けていたボナールの絵画は、ル・カネの風土と分かち難く結びついている。本発表では、ボナールが現実の光景を参照しながら、そのカンヴァス上にいかなる絵画空間を開いたのかについて考察したい。
主催:科学研究費基盤B「現代フランス文芸における「南仏」・「地中海」というトポスに関する包括的研究 」(研究代表者:桑田光平)