星野太(HOSHINO Futoshi)

専門分野:美学、表象文化論

研究内容:

西洋近代における「崇高(sublime)」の概念をひとつの基軸としながら、美学とその周辺領域(とりわけ修辞学・倫理学・政治学)との関わりを探求している。また、表象文化論的な関心としては「準−人間」とでもよぶべき対象に関心があり、ここ最近は「寄食者(parasite)」という形象に集中的に取り組んでいる。そのほか、現代美術の理論と実践にも関わる。

 

主要業績:

【著書】『崇高の修辞学』(月曜社、2017)

【編著】The Sublime and the Uncanny(co-edited with Kamelia Spassova, UTCP, 2016)

【翻訳】カトリーヌ・マラブー『真ん中の部屋──ヘーゲルから脳科学まで』(西山雄二・吉松覚との共訳、月曜社、2021)

【翻訳】ジャン=フランソワ・リオタール『崇高の分析論──カント『判断力批判』についての講義録』(法政大学出版局、2020)

【翻訳】カンタン・メイヤスー『有限性の後で──偶然性の必然性についての試論』(千葉雅也・大橋完太郎との共訳、人文書院、2016)

【共著】『現代フランス哲学入門』(川口茂雄・越門勝彦・三宅岳史編、ミネルヴァ書房、2020)

【共著】『ことばを紡ぐための哲学』(中島隆博・石井剛編、白水社、2019)

【共著】『ソーシャリー・エンゲイジド・アートの系譜・理論・実践──芸術の社会的転回をめぐって』(フィルムアート社、2018)

【共著】『コンテンポラリー・アート・セオリー』(筒井宏樹編、イオスアートブックス、2013)